FOR SE

文系の学部から新卒でメーカー系のSIerに就職。技術・スキルがないためブログを通して勉強。その後、IT業界の業界知識が活かせる人材業界に就職

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文系SE(システムエンジニア)の実態―三年目で思うこと―


以前、以下のような記事を書いた。


forse.hatenablog.com






毎年、就活の時期になると、アクセスが微増になる。


そして、検索キーワードがシステムエンジニア」「文系」「se」




なので、いちよう「続編」というか「追加情報」というかたちで

3年目文系システムエンジニアとして、記事を書きたいと思う。




結論から言うと、



「文系卒」、「プログラム経験0」で挑戦したシステムエンジニアは、


苦労もかなりあったが後悔はしていないという感じ。





業務の面では、


設計からコーディング、テストまで行うことができている。



資格の面では、


基本情報、応用情報まで取得した。




ただ、上記のことは、「あくまで入社してからの取り組みに後悔はない」ということで、



就活時にこれから記載することを事前に知っていたら、


また「違った選択を行っていたのかもしれない」という意味で書く。




すこしでも、就活を行っている人が、業務をイメージした上で

なんらかの企業に入社し、ミスマッチが起きないように。


■前提


ここから記載するのは、1000人規模のSierの話。

個別の話であるため、汎用的な特徴もあれば、
 
私の会社固有な特徴もあるかもしれない。
 
あくまでいち参考として、理科してほしい。



■業界の構造

 
「大手のSierが勝つ業界構造」
 
Sierは基本的には、Sier大手が案件を取る。
理由:受注相手にブランド名がないと、信頼されないため。
 
そこから、Sier大手が自分より規模の小さな会社に下請けする。
 
さらに、規模の小さな会社はさらに他の会社に下請けを行う。
 
つまり、大企業Sier→下請け1→下請け2→下請け3

大企業は下請けを依頼した企業と本来の案件のマージンで儲ける。

下位の会社も同様。
 
したがって、必然的により元請けに近い方が儲けがでるという業界構造である。




「業界構造の中での役割」

上記のような構造のため、より元請けに近い場合は管理系の仕事を行う。
 
より下請けに近い場合は、製造系の仕事を行う。
 
おなじより元請けに近い会社の場合は、特異なスキルをもつ技術者を評価しない傾向にある。
 
※理由は、より安い単価で下請け企業から雇うことが可能だから。
 
だからといって、技術のことがまったくわからないリ=ダーは話にならないが。

 
※上記はあくまでモデルの話。
 
中堅のSierでも直接案件を取った場合であれば、自社からマネージャをだし、PJを遂行する


■組織

「構成」

基本的にPJ単位で仕事を行う。案件にもよるが、半年に一回くらいの頻度で入れ替わる。

同じPJの中には、様々な年齢・スキル・立場の人がいる。

たとえば、派遣40歳のJava技術者。請負30歳のサブリーダ。正社員28のリーダー。




 「目的達成に対する態度」

これはあまり期待しない方が良い。より品質(顧客の目的に合致し、
 
使いやすく、障害の少ないもの)の高い
 
システムを納品するという目的では熱い思いを持っている人は少ない。
 
なぜなら、それぞれがそれぞれの立場で合理的な行動をとるから。
 


たとえば、
 ・残業代が出ない契約の人は、早く帰りたがる。
 
 ・保守を担当しない人は、その時うごけばよいソースを書く
 
 ・製造しか行わない人は、機能の目的を考えない
 
などなど
 


■技術

 

「こうあるべきが必ずしも採用されない」

可読性の高いソース、冗長的な部分を共通化する案などが必ずしも採用されない。

なぜなら、作業は工数で限られているから。一見作る側だと、「正しいこと」でも

それが、工数がかさむ、既存のソースと統一感がなくなるとなった場合は

却下される。
  



「自分が学びたい技術・最新の技術を追い求められない」

個人が参画するプロジェクトを選択できない結果として、最新の技術を追い求められない。
  
いくら自分が学びたい言語があっても、部が決める要員計画に従うため、運次第となる。
 ※もちろんアピールすればべつだが。

技術をきわめていっても年収があがらない
  
基本的に製造は、下請けの会社が行う作業になることが多い。
 
上記の構造の話にある通り、

会社自体のマージンが少ないため収入が管理系の人より少ないことが多い。
  
※おそらく上記の場合は、Sierにいるのはもったいない。



「文系のシステムエンジニアとして」

文系からすると、最初の5年目くらいがきついと思う。

というかきつかった。
 
現場で飛び交っている言葉、資料で使われる言葉が

理解できなかった。
 
 ・わからないことは、必ず調べ理解する。
 
 ・週末もプログラムを書く、読む。
 
などしないとなかなか0から技術的な知識をつけ、

業務で活かすことは難しい。
 
現場は確認のタスクを割り振るWBSで、運営されている。
 
そのため、人に時間をかけてゆっくり学ばせるというのを嫌う。
 
自分で調べることこれを習慣化することが最初の一歩
 
ただ知識・技術がないままだと、「だれでもできるテストしかまかせてもらえない」
 




キャリア

「会社でみるキャリア」

社内を見る限り以下のようなキャリアが多い。

1年目から4年目
 →設計からテストまで経験

5年目10年目
 →PJ管理、リーダー

10年目以降
 →リーダーもしくは、複数のPJをまとめるマネージャ




 「文系のシステムエンジニアとして」
 
最初の4、5年技術的な知識・経験を積んでいけば、
  
リーダーになることは可能。
 
ただ、私の見る限りリーダーは、

顧客・上司・現場のプロマネ・現場の部下の緩衝剤となりながら、
 
PJを遂行するため。かなりストレスがかかるハードな仕事。
 
社内で楽しそうにやっている人をみたことがない。
  


最後に

ほぼネガティブなことを描いてしまったけど、Sierで良いことも描いておく。笑



①作ったものは無駄にならない。
 
必ずユーザがいる。WEBアプリなどと違い、

社内システムを構築することが多いため。
 
自分で作ったものが実際に使われているとき、

感想を行ってくれたときは嬉しい

 
②全般的な知識はつく
 
クライアントサイド、サーバサイド、DBまわり、WEBなどのざーっとしたとした知識は着く。


③出世するのは、文系のほうがおおい印象(文系エンジニアにとってよいこと)
 
私の会社ではマネジメントを行っている文系出身が多い。
  

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