〜年末年始に読みたいテーマ別書籍紹介〜 【知的好奇心をくすぐられる 7冊】
■概要
「関わる業界/業務に役立つであろう」分野の書籍などを読み続けると、飽きてくる事もある。
普段は読まない分野をのぞいてみる事によって、ワクワクするような世界は広がっている。
1年間で多分100冊以上は、書籍を読んでいる僕が、そんな純粋な好奇心を取り戻せる書籍をまとめてみました。
12月の3連休/年末年始のゆっくりと時間が取れるときにでも、手に取って読んでみるのもお薦めです。
短期的には「関わる分野に活かせないかも」と思いつつも、じつは中長期的には「活かせるのでは」とも思ってます。
異業界から発想やアイデアを持ってくる「アナロジーによるイノベーションの可能性について」興味がある方には、最後の関連書籍もお薦めです。
■書籍紹介
①「働かないアリに意義がある」
生物の世界でも、会社の中でも、どんな組織の中でも、一定の割合で、「働かないアリ」が発生するといいます。
そんな一見迷惑にみえる「働かないアリ」には、知られざる機能/意義があります。
③「選択の科学」
選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義 (文春文庫)
世の中は、「人生の選択肢が多ければ多いほどよい」という方向に進んでいます。
「お見合い結婚から、自由恋愛へ」
「大工の子は大工ではなく、自由な職業選択へ」
そんな中で、「選択」という行為を緻密に分析し、世の中の常識に一石を投じる書籍です。
⑤「世界をつくった6つの革命の物語 新・人類進化史」
今は当たり前である「水道水が飲めること」、「エアコンがあること」が、どのように発明され、世の中へ広がっていったのでしょうか。
同時代に発生した「発明の連鎖」がどのように影響しているのかを歴史を紐解きながら、述べています。
⑥「アーキテクチャの生態系: 情報環境はいかに設計されてきたか」
アーキテクチャの生態系: 情報環境はいかに設計されてきたか (ちくま文庫)
2チャンネルは、「ムラ社会の閉鎖性と都市の匿名性を実現している」
「常連が内輪ネタで盛り上がる仕組みを作りつつ、 新規客でも楽しめる設計がしている」
などの社会学的なアプローチでWEBサービスを分析している書籍。
いつもとは違うアプローチでWEBサービスの一面を見る事ができます。
⑦「フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略」
フリー[ペーパーバック版] 〈無料〉からお金を生みだす新戦略
「音楽」「書籍」等のこれまで物理的な製品として売買されていたものが、デジタルなデータで表現され、無料で提供される世界。
そのような世界で私たちはどのようにサービスを設計すればいいのか、「ロングテール」という概念を作ったWiredの編集長が、
「フリーミアムモデル」の可能性について述べています。