【読書ノート】出世したい人/インフルエンサーになりたい人に必読の書籍 「人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている」(86冊目)
■概要
会社で出世する人やインフルエンサーは、確実に本書籍で紹介されている立ち回り方を会得している実感がある。
本書では、挑戦して成果を上げるかは、才能/実力ではなく、「運の割合」が大きいと紹介している。
「運」で一度成功した場合は、
「実力」で成功したものであるというブランディング(錯覚資産)を行う。
そうすると、次の挑戦がより成功しやすい環境を手に入れやすくなる。
具体的には、◯◯で成功した人というブランディングが成功すると、次回挑戦するときに
・優秀な人材が集まりやすくなる
・お金が集まりやすくなる
・情報が集まりやすくなる
この構造は、以下のような認知バイアスが支えている。
①ハロー効果
ハロー効果とは、ある対象を評価するときに、目立ちやすい特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象のこと。 光背効果、後光効果とも呼ぶ。 心理学の世界では、認知バイアスと呼ばれるものの1つである。
②一つ成果の上がった事柄があると、人間は簡単に過去の記憶をすり替える。
→過去に様々な失敗をしていたとしても、あの人はもとから優秀な人だったという認知にすりかわる。
③ホットハンド効果
→バスケットボールで連続で3Pが入ると、次も入るようなイメージを持つが、これは錯覚である。
毎回シュートを打つたびに確率はリセットされるので、完全にランダムであり、入りやすくなるわけではない。
■今後活かせそうな事
・ハロー効果が得られそうなことにひたすらチャレンジする。成果が残せるかどうかは、ランダムの要素が強い。ひとたび、
成功すればしっかり定量化/言語化し、実力をアピールする。
上記によって、次回挑戦するときにより成果を出しやすい環境を手に入れることができる確率が高まる。
・一貫して偏った間違った物語を語る。多角的な主張などは共感しづらい。
シンプルでわかりやすい片方からの情報が人は共感しやすい
- 作者: ふろむだ
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2018/08/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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