【読書ノート】「人と違う発想をするために」メタ思考トレーニング(84冊目)
■概要
「人と発想が異なる人は、なにを考えているのか」
他の人とは違う着眼点があることについて理解できる書籍となっている。
同じインプットとなる情報の中で、人が考えなかったような面白い発想を持つ人は、なにがちがうのか。
■面白いこと、気になること
①アナロジー(類似性)
「ある物事を抽象化し、他の事象に対し共通する関係性や構造を抽出すること。」
革新的なアイデアを考えだす人は、アナロジーを抽出するのが卓越していることが多い。
例)Netflixの料金体系は、スポーツジムの定額制からヒントをえて誕生している。
具体をどこまで行い、どこまで抽象化するかにセンスが問われる。
単純な横滑りでの移植は、革新的でないことが多い。
例)アメリカで流行っているから、日本でそのまま同じモデルで展開しようとする。
※なぜは成功しているのかを深堀し、具体→抽象→展開というプロセスが必要である。
②「思い込みや思い入れは、一度捨てる」
物事に対して、思い入れや強いこだわりを持つのは危険である。
「特殊性を排除し、自虐を行える距離感を持っていること」が重要である。
思い入れを持っていることについてメタ認知を行い、自虐できる距離感がちょうどいい。
- 作者: 細谷功
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2016/05/19
- メディア: 新書
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