【読書メモ】エンジニア100人に聞きましたおすすめ一冊編① ~ 小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則を読んで~
【今回の紹介】
以下のようなサイトで新人のエンジニア向けの書籍が紹介されている。
自分にとって有益かはわからないが、とりあえずタイトルに魅かれものから
読んでいくーー
エンジニア100人に聞きました」〜新人エンジニアにお勧めする一冊編〜
「エンジニア100人に聞きました 〜新人エンジニアにお勧めする一冊〜」ドリコムの場合 #e100q
■本の概要
37シグナルズのCEO及びそおのプログラマーの方が執筆した本。
気になる人は参考
内容としてはざっくりいうと、
以下のことに対し著者が考えるこうあるべきだということが語られている
①仕事への考え方
②組織のあり方
③製品の作り方
④製品の売り出し方
■全体的な感想
③製品の作り方や④製品の売り出し方については、
自分達の成功を絶対化しているようなところがあって
このケースの場合に限るのでないかと言う箇所がいくつか
あった。
全体的に抽象的で仕事の取り組み方とか考え方とかは
ビジネス書にありがちなことが書かれていた印象
※個人の感想なので、気になる人は実際に手にとってみることを薦めます
■個人的に印象的だった部分とその感想
①タスクはなるべく小さく分割する
本書には
「巨大な世界に挑んでいくよりも、小さな達成感を得るためタスクは
小さくした方がよい」という事が述べられている。
これはPGの自己学習の時に実感したこと。
たとえば
・プルダウン選択によりテーブルの表示変わる
というものを作ろうとした時に、PG初心者(経験者にはわからないかもしれないが)だと
なにをしていいかわからない場合がある
その時は、
・プルダウン選択によりテーブルの表示変わる
という課題を小さく砕いていく。
①プルダウンを作成する
②テーブルを作成する
③プルダウンの選択した値を取得する
④プルダウンの選択したときに発生するイベントをひろう
などなど
〇〇をやりたい実現したいというときにそれには何が必要なのかを
部品化していくという考え方は、汎用性の高い考え方なのかなと思う。
②「より多く働くことを良いこと」がなぜだめなのか
本書には「より多く働くことを良いこととする考え」はなぜだめなのかについて
・労働時間に酔っているため、仕事の効率化(同じ時間でより早く仕事を終わらせる)を考えない
ということを述べている。
→自分でも同じ経験がある。
自分はコスト管理が徹底されているpjとほとんど管理されないpjを経験してそれを実感した。
①コスト(時間)管理が徹底されているpj
時間が限られているので
・タスクの優先順位を明確にする(対象のタスクに時間をかける価値があるかなど)
・期限感が明確なため、職場に緊張感がある
②ほとんど管理されないpj
・作業の洗い出しを行った後は、順番にやっていく(優先順位がはっきりしない状態で作業を進める)
・作業進捗が遅れても稼働でカバーすればよいという空気感がある
やはり①の方がやりがいはあった。のんびり仕事をしたい人は②の方もいいかもしれないが、、、
③まねるなら本質をまねること
本書には
ヒットした商品と同じような商品を作るではなく、なぜそのような
「商品が売れているのか」、商品の考えを学ぶことが必要という内容がある。
→これは自分の仕事をしていても同じことを感じたことがある。
仕事ができる人の仕事のやり方・会議での発言・考え方などから
なにかまねできないかを考えていた時である。
そのまままねしてもだめで
・なぜそのような仕事のやり方を行うのか
・なぜそのような発言をするのか
・なぜそのような考え方をするのか
を理解した上でないと応用の利かないように感じた
ひとつ例を挙げると、自分の近くの仕事のできる人は、
作業のモレをひどく嫌っている。ただ先輩のまねをして
意図もわからずモレを嫌っても何の意味もない。
ちなみになぜその先輩がモレを嫌っているかというと、
「手戻りを起こすおそれがあるから=非効率だから」である
仕事中にどんなモレがあるかと言えば、
・仕事依頼時の作業範囲のモレ
・作業洗いだしのモレ
・ドキュメントの修正モレ
などなど。
モレを起こすことにより、手戻りが生じる。したがって
つねに様々な工程・場面で生じるモレについて意識をしている
という事が理解できる
なぜ仕事ができる人は○○をするのか、なぜ〇○は成功しているのか
なぜ〇○は失敗するのか、自分の頭で考え、理解し実践することが重要だなと。