【調べもの】ベンチャキャピタルってなにをやっていて、なにで利益を得ているか?
ベンチャキャピタルってなんやねんってなったから
整理したのでメモ。
■前提
ベンチャー企業は、資金繰りに困った場合、資金調達をする手段としては、主に以下の2つがある。
①借入(返済義務あり)
例)銀行からの調達
②増資(返済義務なし、株式獲得、議決権あり)
例)ベンチャーキャピタルからの調達など
■ベンチャキャピタルとは
ベンチャキャピタルとは、
上記のような「資金繰りに困ったベンチャー企業」でかつ「上場を目指す企業」に対し、資金を提供してくれる企業のこと。
ベンチャキャピタルは、上場を目指すベンチャー企業に対し、おもに
・出資を行い、株式を獲得する。(上場時にその株を売却し、利益を得る。)
・経営コンサルティングを行う。
※ハンズオンするとかしないとかの話。
■VCの種類
ベンチャキャピタルの種類としては、
「どの系列のVCか」×「どのステージ(シード・アーリー・ミドル・レイター)に投資するVCか」どうかで種類がある。
①金融系VC
銀行や証券会社系列のVC。
例)野村証券系のジャフコとか
②事業系VC
ベンチャー企業や事業会社の子会社。
親会社との親和性のある事業に戦略的に投資するケースがある。
③独立系VC
企業の早い段階から積極的に介入する。上記二つよりも、熱心にハンズオンすると言われている。
参考:
zuuonline.com
shokumiru.com
■ベンチャキャピタルが得るメリット
①成功報酬
ベンチャキャピタルは、EXITしたときに利益をえる。
具体的には、以下。キャピタルゲイン(株を売買したときに生じる利益)の20%程度得る。
・上場時に獲得していた株を売却
・M&A時に獲得していた株を売却
②運営費
ファンドの運営費として、ファンドの総額の2−3%得る。
③その他
・銀行系ならばメインバンクとなるための関係強化
・証券会社系ならば公開幹事になるための関係強化
※日本には140社ほど。金融系(銀行、証券、保険系)が多い。
■ファンドについて
ベンチャーキャピタルは、まず出資金を募るため、「ファンド」を組成する。
※ファンドといいつつも、ベンチャキャピタル本体のみが出資している場合もある。
ファンドに出資する主体としては、以下がある。
・金融機関
・機関投資
・地方自治体
■投資状況
件数:239県
金額:876.7億円
金額の内訳:約7割が金融機関
http://www.vec.or.jp/wordpress/wp-content/files/20161125_13.pdf
■参考
www.fvc.co.jp