【仕事】経理
■キャリアップについて
「キャリアップ」はどの職業でも、以下の二つ。
1、経験業務・知識を深くする。(今、関わっている業務をより専門的に行える環境、そしてそれが評価される環境)
2、経験業務・知識を広くする。(今、関わっている業務より広く業務を行いたい、そしてそれが可能な環境)
経理に限っていえば、2の理由が多いかもしれない。
・規模を大きくし、上場企業へ転職することで、開示業務や国内外の連結決算に携わる機会がある。
・規模を小さくすれば、分業が緩和され、1人あたりの裁量は大きくなり、主計や管理会計、税務など全般に関わるチャンスがある。
■経理における一般的に言われていること
・毎月同じような仕事ばかりで達成感はない。
・大きな会社ほど、業務範囲狭く分業。
・規模の小さい企業は、開示業務(有価証券報告書の作成、決算短信の作成など)などの経験ができない。
・違うところに転職できるかどうかは主計(決算)にどこまで関わっているかが大きい
※主計(決算担当)の求人が圧倒的に多いため
・基本キャリアパス:主計経験→開示業務→国内外の連結決算
・管理会計は、以下に関する課題抽出、提案、実行、解決が評価される
・「コストと売り上げ・利益」
・「予実の分析」
・主計の経験済で、「会計財務・税務の経験もしたい」という転職理由がある。
■経理の主な仕事
経理の仕事とは、「会社の経営に関して動いたお金について記録・管理する」
・小口精算、預金管理、売上・入金確認、経費精算
・週単位、月単位で費用と収益のバランスを把握
※経理の仕事は、日単位の仕事、月単位の仕事、年単位の仕事+上場している場合の仕事に分けると
わかりやすい。
★日常業務
・入出金の管理
入金:銀行振込書などをインプットに入金の確認
振込:支払精査。各部門から上がってくる支払い依頼書・請求書内容確認し、
銀行支払依頼書作成、支払実行。振込先確認、振込データ送信。
・伝票の起票:仕訳(貸方・借方)が発生する伝票の起票、整理
・取引先の信用分析:与信管理
※目的は、売掛金を回収できるかの判断をするため。この会社と取引を行って問題ないか?
この会社とはどのくらい金額までなら取引していいか?
上記をこの会社と決算書や調査会社の信用調査レポートから判断する。
★月次業務
上旬:取引先から入金確認、月次の決算、売掛金(製品・サービスは済。代金は未回収)の滞留分析、予実管理
中旬:源泉徴収票の納付
下旬:給与計算・支払、取引先の支払、請求書の発行、社会保険料の納付
★年次業務
年度おわり(1−3月)
・予算の立案
・償却資産税・法定調書
・実地棚卸
年度はじめ(4−6月)
・決算作業、開示業務(税務報告書、決算短信、会計監査対応、有価証券報告書)
■参考
↓とてもわかりやすい!
acube-ac.com