【読書ノート】ドリルを売るには穴を売れ(48冊目)
■概要
マーケティングの基礎的な考えを簡易に説明している本。
【読書ノート】マーケティングマインドのみがき方(37冊目) - FOR SE
こちらと内容をかぶっているところもあったけど、
復習みたいな形で無駄にはならなかった。
上記の本で、共通していた部分だけど、
自分や他人の購買行動を、都度考えてみるというのはすごく良いらしい。
※売り手のマーケティングが成功しているということを示すから
たとえば、なぜ自分はこれを選んだのか、他のものではなぜだめだったのか。
そう思ったのはなぜか。
なにに価値(情緒軸、機能軸)のどちらか。
サービスや製品を買った後は、もう一度買いたいと思うか。
その理由はなにか。
自分の行動をうまいこと言語化できていくと、他人になにを提供していてそれはどんな欲求をみたいしているのか
を体系的に考えられるようになるんだろうなと。
■気になったこと、面白かったこと
①マーケティングの基礎用語
-ベネフィット
顧客がコスト、手間を超える以上のなにかを利益として提供する状態を作り出すことがマーケティング。
このベネフィットは、主に2つ。
情緒的価値
→うまい、はやい、安いなど。持っていると、自分が価値があるように思える。
機能的価値
→丈夫、軽い、使いやすいなど。
上記の価値は、人間の生存欲求、承認欲求、自己実現欲求に訴求して設計されている
- セグメンテーションとターゲティング
だれにもうけるように作られる商品は、だれにも売れない。
上記を防ぐために、顧客を分割し、ターゲットを定める
例)CMなどは、年代と性別でセグメントをきっている。
- 差別化
ターゲットに応じて提供する製品・サービスを差別化すべき。
以下のどれかの軸に絞るべき。
商品軸
→価格が高くても、品質の高い製品を提供
手軽軸
→安さ早さなどを提供
密着軸
→接客などが丁寧、お客と仲良くなるなど情緒的な部分を提供
- 4P
これは有名。
提供したい製品・サービスをどうやって顧客まで届けるかという観点を整理したフレームワーク。
・製品
・チャネル
・販促
・場所
②町中の飲食店が、どれだけ基本的なマーケティングを意識して行っているか
自分の趣味をもとに
自分の作りたい雰囲気、自分の作りたい料理を提供している個人のお店などをたまにみかける。
顧客はなぜ他の店でなく、その店にいくのか。
自分が提供したいものに対し、顧客が価値を感じなければ、一度訪れても二度と訪れない。
書籍の中でも、料理の味がおいしいだけでは一度は訪れるけど、二度と訪れないということが
記載されていて、「確かに」と思った。
お店側はそう思っているかもしれないけど、顧客はお店側が思っている以上にシビア。
新規顧客がリピーターになるチャンスをお店が流していることを見える化するサービスがあればいいのになとも思う。