【読書ノート】悩みどころと逃げどころ(20冊目)
■概要
- 作者: ちきりん,梅原大吾
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/06/01
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (2件) を見る
20代~30代くらいで、これから人生どうしようかな~って人には刺さると思われる書籍。
「やりたいこと」「天職」だと思われるものを、10代のうちにみつけ、極めたプロゲーマの方と、
いくつも転職を繰り返しながら見つけたプロブロガーの人の。ゆるい対談形式の書籍
■気になったこと、面白かったこと
①自分の人生を選ぶ基準が、学校的価値観になっていないか。またステレオタイプの幸せを踏襲しているだけでないか。
本書で指摘されている学校的価値観とは、親や学校から言われてきた「学校でいい成績をとり、偏差値の高い学校、規模の大きい名の知れた会社に入れば、いい人生である」という価値観・考えのこと。
「ステレオタイプの幸せ」とは、「上場企業に就職して、結婚して、家を買い、子供を産む。」といった型にはまった幸せのこと。
書籍にて指摘されているように、たしかに「上記の価値観や幸せの形」は、他人から見た時の幸せ・いい人生の尺度に使われている。
例えば、子:「○○企業に就職した」⇒親:「有名企業よね、良かったじゃない。早く結婚して、子供は?」などなど。
本書では、人の価値観・基準で生きている人、「世間で良いとされていることを疑うことなく生きている人」と上記のような学校的価値観に対し、「あがいている人」を対比している。
「あがく」とは、学校的価値観による選択では「人生が楽しかった」「後悔なく生きれた」とは思わないとし、自分の人生にとっていい人生とはなにかを自分自答しながら、トライアンドエラーし生きていくこと。
②やりたいことをみつけるということ
天職がただ1つ現実にあるのではなくて、天職だと思えるものを選択すること。
「自分に資質があること(良い評価をうけやすいこと)」と「やりたいこと(やっていて楽しいこと)」が一致する分野の仕事を見つけること。
現実には、上記の職業や分野は無数にありえるが、その中で自分でそれを選択したという納得感がある選択をすること。