【読書ノート】コーチングのプロが教える 「ほめる」技術(51冊目)
■概要
コーチングにおけるアクノレッジメント(承認)について書かれた書籍。
「ほめること」や「承認する」ことによって、相手にどのような影響が与えられるのかが整理されている書籍。
当たり前のようなことも書いてあるが、なぜそれが重要なのかを言語化してあるので、読んで無駄ではなかったかなーと。
権限で人を動かそうとする上司などに読んでほしい書籍。
カーネギーとか読んだことある人は、読む必要ないかも。
■気になったこと、面白かったこと
①人がモチベーションをあげるときは、「任せられた時」
上司から存在を認められ、どう進めてよいという形で仕事を任せられた時に、人のモチベーションは上がる。
モチベーションが低く、信頼できない部下ほど、
マイクロマネジメントをするのではなく、おもいきってなにか任せた方が良いのかもしれない。
②効果的な褒め方、「I」で伝える
「あなたはすごいね」や、「あなたのこの仕事はすばらしい」ではなく、
私が「どのように感じて、あなたからどのような影響を受けるか」を「I」(私主語)で伝えたほうが効果的。
これは、腑に落ちる。
私は◯◯に感じているという伝え方は、上から目線にも感じないし、相手に嫌な印象を与えない。
それでいて心を開いて、自分の気持ちを素直に相手に伝えている印象になる。
③強烈なアクナレッジメント、あなたはどう思うか?
部下に「意見を聞く、同僚に意見を求める」というのは、それだけで強烈なアクナレッジメントだという。
上司から、「一人の個人」として認められ、意見を求めれることにより、モチベーションが上がりかつ、
今後は、先回りして自分の考えを持って相談することができる。
某有名企業の文化として、「おまえはどうしたいか?」というのがあるのも、上記のようなことがあるからかもしれない。
④ポジションパワーではなく、理由/目的を伝えて人に指導する。
昭和気質の部活の監督とかは、ポジションパワーの指導になりがち。
なぜやるのか、なんのためにやるのかを伝えて、指導をした方が意欲的に取り組むはずー。
- 作者: 鈴木義幸
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2002/06/24
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