【読書ノート】R25のつくりかた(41冊目)
■概要
TABLOG:本を読むほど時間が生まれる?GWに読むべきビジネス書Top20⇒11 - livedoor Blog(ブログ)
- 作者: 藤井大輔
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2009/02
- メディア: 新書
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R25の創刊に関する物語。
薄いので2時間もあれば読むことが可能。
当時、雑誌業界の常識として、趣味などのより狭い特定のセグメントに向けて
作るべきというものがあった。
20代後半から30代というより一見曖昧とおもわれるようなセグメントの切り方で、
当時数万部単位が基本であった中で100万部を目指した雑誌の話。
※実際には、ターゲットへのインタビューを通して、明確になっていく。
■気になったところ、面白かったところ
①市場調査で出てきた調査結果は、信用ならなかったこと
事前にとったインターネット回答による調査結果は、あてにならなかった。
なぜなら人は見栄を張り、実態とは異なる回答することがある。
そのため、そこからは人の本音は見えてこないとのことだった。
著者は数百人以上とインタビューや飲みに行くなどして、読者対象となる方にインタビューをしていったという。
※実際、「新聞を読んでいない」と回答したのに、
面と向かっては質問すると「新聞を読んでいる」と発言するなど、人は見栄をはったり、嘘をつく。
②自分の仕事にはない考え、工夫が合ったこと
たとえば、
・仕事から少し切り離された週末との間で読んでほしいから木曜発刊する
・仕事帰りに読むことを想定しているから広告は、仕事帰りに購入するもの(コンビニで買う商品など)
・成功者のインタビューなどは、同年代は避け、40代の成功者に若かった頃は上手く行かなかったような物語にする
※同年代だと、比較し落ち込む。未来の成功者だと希望がわくなど。
・企画の会議は、出席に報酬を払う。一般的な企画が採用されたら報酬を払うにすると、
お互いが蹴落とし合い、読者に最善な企画がとおる可能性が減る。