新卒から文系エンジニア→人材業界に転職した人のブログ

新卒から文系エンジニア→人材業界に転職。技術・スキルがないためブログを通して勉強。その後、IT業界の業界知識が活かせる人材業界へ。異業種×異職種の転職経験有り。

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SUUMO・HOME'Sって存在する意味あるのか?

「SUUMO・HOME'Sって存在する意味あるのか?」
というかそもそも提供するはずであった価値を提供できているのかという疑問です。


タイトルだけ見るとだいぶ攻撃的ですが、
賃貸物件を契約するにあたり、感じた単純、素朴な疑問。


【前提】

・賃貸物件探しに関する話

・賃貸物件探しを通して、不動産二関してずぶの素人が思った感想

【結論】

結論としては本来、SUUMO・HOME'Sが、目指している価値であった
「家を決めるという大きな意思決定に際し、ブラックボックスだった物件情報を情報誌やWEBサイトといった見える場所に開示し、より多くの顧客と物件をマッチングすること」
は、価値提供できていないのではないだろうか。



現状は、

「顧客の相場感(この金額をだせば、この条件の部屋が借りることができる)を混乱させ、物件に対する期待値を高め、より多くの賃貸に興味がある人を不動産屋さんに行かせる契機を作っているサイト」

にすぎなくなっているのではないか。




【理由】

①不動産業者によると、実際の契約物件は、SUUMO・HOME'Sからの持参物件でない物件で8割が決まっている。

サンプル数が少なく、定量的に調査した訳ではないが、不動産屋さん曰く、「8割くらいの顧客は、SUUMO・HOME'Sから持ち込んだ物件ではなく、条件をヒアリング後に不動産屋さんが提案した物件で決めているとのこと」


②SUUMO・HOME'Sの掲載物件情報は、成約済みを含んでいる。(実際、自分が持参した物件も契約済だった)

実際の募集状態と、SUUMO・HOME'Sの掲載状態までにタイムラグがあり、ステータスが古い。
また、成約後、即時でSUUMO・HOME'Sから、物件情報を取り下げるわけでもないよう。


③「レインズ」というすべての物件の情報が整理されているサイトが既にある。

不動産屋さんにいくと、顧客から聞き出し条件をもとに、このサイトで検索している。
正直、このサイトを一般公開してほしい。
※現状は、不動産業者しか見れない。

参考:

fudousan-kyokasho.com


④より条件のいい物件がある(未成約)ことを知り、期待値が上がってしまう。

様々な絞り込み条件で、自分の条件に合う賃貸があることを知る。良物件とする価値観はだいたい同じのため、成約済みのことが多い。たとえば、徒歩10分以内、6畳以上、フローリング、2階以上とか。


サイト上でみた自分の希望通りの物件が、「その人の相場感」になってしまい、紹介される物件に対する満足度が上がりにくい。だいたい希望条件のどこかを妥協することになる。

「各駅停車駅にする」とか「駅遠にする」とか「築年数を気にしない」とか。


【雑感】

できれば、レインズと物件情報をひもづけて、最新のステータスを連携してほしい。というか、レインズを公開してほしい。

ただ、レインズ公開は、個々の不動産からではなく、個々の顧客から最新情報を聞く電話連絡が増えて、現実的ではないのかもしれない。
結局、「仲介するだれか、なにか」が必要なのかも。


ちなみに、不動産屋さんを仲介しないような最近のスタートアップ(nomad)だと、SUUMO・HOME'SのURLを送ると、最新状態を連携してもらえる。おそらく、自動処理ではなく人力だけど。笑

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