【読書ノート】ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング(22冊目)
■概要
- 作者: 赤羽雄二
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/12/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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友人にすすめられた書籍。
いかに、当てはまる人には価値があるかもしれない。
・考えている時間に比例して、結論の質が高くならない人
・考えている時間だけ確保して満足している人
・同じ思考が頭の中で回りがちな人
著書では、1枚1分目安で、A4の紙に頭に並んだことを箇条書きにする。
1日10枚目安で、思いついたその瞬間にどんどん書いていくことで、考えが整理されていくという。
■おもしかったこと、気になったこと
①本当に効果があるのか
冒頭にも書いてあるように、著者の主張ではやり方は単純でかつ、かなり明確に手法まで紹介されている。
だが、電子媒体での情報管理が主流になりつつある中で、メモ用紙を購入し、1日10枚思いのたけを書いていくだけで
思考が整理されていくのかは疑問も残る。
旅行から帰ったら。実際に2、3週間試してみたいと思う。
②即時に見える形でリフレクションを実現している
アナログな手法に注意がいっていたが、よく読むとその手法で実現しているのは、即時に見えるかされたリフレクションなのではないかと思う。
たとえば、チームがうまく機能していない、成果が出せない場合に箇条書きの項目としてあがるのは、
・なぜチームがうまく機能していないのか
・機能しているというのはどういう状態か
・いままで機能していた時はどのようなときか
・いままで機能していなかった時との類似点はあるか
・改善のためになにができるか
などである。
メモ書きを行うトピックについて、「原因」「成功要因」「失敗要因」「対策」などを自問自答し振り返っている。
こうしたことをみると、メモ書きという手段というよりも、自分が関わっている事象、興味を持った事象に対して、
自問自答を見える化した状態にしていくということが大事なのではないかと思う。