【読書ノート】採用の教科書2 即戦力採用は甘い罠(3冊目)
■概要
採用の教科書2 即戦力採用は甘い罠?~中小企業向け、求める人材像の設定編~
採用の教科書2 即戦力採用は甘い罠?~中小企業向け、求める人材像の設定編~
- 作者: 稲田行徳
- 出版社/メーカー: ビジネス・ベストセラー出版
- 発売日: 2012/07/25
- メディア: 単行本
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中小企業向けの「採用」に対する指南書。
筆者の社労士として経験をもとに、採用における失敗原因を企業側に求め、
それを改善すべきだという主張を展開している。
従業員にとって「いい企業」にならなければ、
離職率は下がらず採用活動は、
自転車操業的な採用となり、コストだけが増加するという。
■気になったこと、興味を持ったとこ
1、「退職者が増えた⇒中途で人員を補充したい」は、安直
「なぜ、従業員が退職していったか」を分析し、改善していく必要がある。
「辞めたら、雇う」という採用活動は、自転車操業となり、
「採用コストが増えるが、人材は定着しない」という悪循環となる。
①退職の種別分析。結婚退職、休職退職、転職退職、療養退職。
②退職者の本音を聞き出し、早期退職の原因を個人の責任ではなく、
企業側にある原因があるとし、分析し、改善していく。
2、中小企業は、価値観・ビジョンへの共感で勝負すべき
中小企業は、労働条件としての「福利厚生・給与・安定性」は、
大企業にどうしても負けてしまう。
中小企業の採用活動の戦略としては、価値観・ビジョンを明確化し、
共感している人だけを集めるのがコツ。
中小企業でも、勝てる部分で勝負する
3、リーダシップがあるかではなく、リーダー経験があることが大事
リーダーシップは、再現性が低い。なぜなら、あくまでメンバーとの関係性・前提が
あるため。
だが、リーダーとしての経験は、良いフォロワーになるためには大事。
リーダとしての経験があれば、
「リーダーがなにをしたいか」、「どうメンバーに行動してほしいか」を感じ取り
行動することができる。