【読書ノート】社長・人事・総務のための新しい採用活動の本(2冊目)
■概要
中小企業向けの採用担当者に向けた採用のコツを整理した書籍。
・採用に失敗しないためにはどのような点に気を付ければいいか?
・採用後、どのようにフォローしていけば定着していくのか?
などが整理されている。
■気になった点、面白かった点
①一人を採用するということは、会社として大きな決断である。
●たとえば新卒ならば採用に伴う会社のコストは約2億近くある。
例)40年×400万円=1億6000万円 + 採用時のコスト
採用時のコストとは、採用説明会、パンフレット作成、採用担当人件費、求人広告費
※上記から会社にとって採用のミスマッチを少なくし、
より会社に貢献してくれる人を効率的に採用できるかは、
見えづらいが企業の未来を支える重要な問題。
②採用担当からみると、採用手段は多様である
例)ハローワーク、求人雑誌、会社HP、人材紹介、人材派遣、紹介、SNS(Wantedlyなど)
●なぜ人材紹介を使用するのか?
・採用における費用のリスクが少ない。完全成功報酬であり初期費用がなし。
すぐやめても金額が返ってくる
・質の高い応募者が期待できる。質の高いとは母集団に対し、内定率が高い
・ほしい人材をピンポイントで探してもらえる
・採用担当の業務が軽減。例えば、求人票の作成、候補者との日程調整、給与交渉
・公募を非公開にできる
●人材紹介のデメリット
・一人当たりの採用コストが安くない。入社決定者の年収の30%が一般的
・母集団がエージェント企業の登録数に限定される
・登録職種、業界に偏りがある。ホワイトカラー、エンジニアが多い。