【読書ノート】生活者発想塾(80冊目)
■概要
マーケティング関係の書籍。
マーケティング関連の書籍は、知識が仕事に必要なわけではないが、
考えている視点や思想がおもしろいので読んでいる。
今回もそんな動機で読んだ本。
読みやすいが、内容もそれなりという形なので、
最初の一冊、気が散ったときにさくっと読める。
■面白かったこと、気になったこと
①高校生のメールについて
世の中で起きる事象に対して、自分が感じた違和感を大切にする。
人々が、なぜそのような行動するのかというのをしっかり考え抜くのが大切。
そんな一つの事例として、高校生同士のメールについて、取り上げている。
同じ仲間意識のみわかる言葉や名称を使ってコミュニケーションをとっている。仲間同士しか分からない「暗号」を使っている。
それは、仲間意識醸成であり、仲間以外からの防衛である。
言語というのは、自分の感情/考えを「コード化」している。
高校生は、その中でも一部の人にしかわからないように「ローカルコード化」している。
仲間意識を強く持つ集団、とりわけ趣味嗜好の集団で、好んで使われている。
例)ファン意識の強い団体、趣味団体等。
「高校生」×仲の良い友達という大きなくくりで防衛、仲間意識醸成が必要なほど、連帯したいという意識が強い。
- 作者: 博報堂生活総合研究所
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2010/04/12
- メディア: 単行本
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