【読書ノート】奈落の底からはい上がる ブランド再生ストーリー(73冊目)
■概要
最近の関心事、ブランド。
とりあえず、10冊程度は一気に積ん読する予定。
今回はその1冊目を読んだので、メモ。
ストーリーベースでわかりやすくという面はあるものの、
ちょっと退屈奈部分も多く、結構読み飛ばした。
■気になったこと、おもしろかったこと
①ブランドの立て直しには、ブランドコア、ブランドミッション、ブランドバリューが必要
他社でも追随できる枝葉の議論は、消耗戦。
立て直しには、まず「ブランドプラットフォーム」:ブランドを構成する基本的な考え方が必要
ブランドビジョン :ブランドを通して実現したい価値観/未来
ブランドミッション:ビジョンを実現するために必要な具体的な業務
ブランドバリュー :ブランドミッションを遂行するために、ブランドが提供する価値。普遍的に提供できる価値。
提供したい価値をまず考え、どんな価値観/世界観を提供したいかを策定。
その上で、ミッションに落とし込む。
上記を伴った上で、ターゲット(ペルソナ)を描く。
上記の軸が明確であれば、そこから多種多様な製品やサービスを生み出すことが可能。
上記の立て直しなしに、思いつきで以下のような打ち手は消耗戦、疲弊するだけ。
ダメな例)掃除用具メーカーで、低価格×高品質がウリ。他社も製品改良で左記の差別化が難しくなり、香り付き用品や持ち手を持ちやすく改良等の枝葉の他社でも追随できる改良を加える。
良い例 )上記を定めた上で、例えば掃除用具メーカーであれば、新しいライフスタイルを提案し、コンセプトを製品に落としながら、戦略を進める。
上は数十年単位で古くなるので、策定が必要。
例えば、アパレルなどは、なにもしなければ、おじいさん/おばあちゃんのときのブランドという位置づけになってしまう。
ロゴを見ただけで、なんとなくブランドバリューが見える商品はうまくブランディングされているんだなーと改めて実感。
例)ブルガリア、スタバ、ナイキ等
- 作者: フミ・ササダ
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