【読書ノート】フィードバック入門 耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術(49冊目)
■概要
フィードバック入門 耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術 (PHPビジネス新書)
上司がいかに職場で部下と向き合うか。
職場で社員が成長するためのフィードバックとはなにかみたいな本。
以下のような人には面白い本かも。
・職場で経験学習のサイクルをまわすにはどうすればいいのかと思ってる社員
・部下とどう向き合ったらわからない上司
■気になったこと、おもしろかったこと
①社員の成長を促す2つの手法「TeachingとCoaching」
・Teaching
これまでの仕事での成功体験、自分だったらどうするかなどの手法・業務知識などを一方向に教えるのがteaching
・Coaching
相手の目指す姿と現状とのギャップを埋めるための行動を促すための考え/行動を相手から引き出す。
数年前から、一方向の指導ではなく、Coachingがはやっているが、両方必要みたいな話。
※具体的には、なにも素地が無い新人や経験の浅い中途入社にCoachingしても効果的ではない。
②育成で必要な要素
・経験軸
-任せる仕事には、3つのカテゴリーがある。コンフォートゾーン、ストレッチゾーン、パニックゾーン。
社員の実力と時期をみて適切にストレッチゾーンの仕事を与えていくことが重要
・支援軸
-同僚の支援には、精神支援、内省支援、業務支援がある
バランスをみて適切に支援できているかを判断する。
人が変わっていくには、ストレッチゾーンの業務と内省が必要というのは、説得力があった。
「経験学習」入門も参照していたし、行き着く結論は同じようなものなのかもしれないなーと。