【整理】組み込み系の開発について
■概要
組み込み系の知識が全くなかったため、調べて少し整理した。
■マイコンとはなにか
組み込み系の仕事内容に、必ず出てくる「マイコン」とは何か。
通常のCPUと何が違うのか。
※マイコンが何を略してるかは、諸説ある。
・マイコンピュータでマイコン
・マイクロ・コントローラでマイコン
・マイクロプロセッサを利用した個人用小型コンピュータ(電子計算機)を指してマイクロコンピュータ、略してマイコン等々
マイコンは、一般的なパソコンに利用されているCPUと比較して、
処理能力を落とし最低限のCPU(クロック周波数が相対的に低い)を搭載したコンピュータのことをマイコンと呼ぶ。
主に組み込み系の家電製品、スマホ、車載系機器、カメラなどに埋め込まれている。
■なぜマイコンを使うか
結論、必要最低限の処理が可能なCPUを載せたいから。
その理由として、
・PCと同様の処理能力を持つCPUは必要ない。
・必要の無い処理能力の高いCPUを積むと、消費電力が無駄にかかる。また、熱を下げるファンも必要になる。
■組み込み系で利用されるOSについて
組み込み系で利用されるOSの流れとしては、
以前までは、低スペックのハードにリアルタイムOSを載せて制御していたのが主流だった。
現在はリアルタイムOSから、汎用OS(組み込み系Linuxなど)へ移行していく傾向がある。
理由としては
・HWの性能向上
・Iotの流れを受け、ネットワークへの接続を求められているため
※具体的には、リアルタイムOSとしては代表的なものに以下がある。
・ITRON(アイトロン、Industrial TRON):日本では組込みOSのトップシェアを占めていて、業界標準のOSとして採用
・VxWorks:高い安全性が要求される航空・宇宙・防衛の分野で広く使われているリアルタイムOS